システムと人間

日々雑感

先日嫁さんから面白い話を聞いた。
以前在籍していた会社の同僚で、お城(ヨーロッパ)好きアラサー腐女子のSさんは、とりわけ見目麗しくもなく…というかまあ少々不美人で、空気を読めず、独り言が多いため男性からも女性からも煙たがられ、お昼も一人で食べるような日々を過ごしていた。

ところがある時、知人の薦めで婚活マッチングアプリを試したところ、割とすぐに同じ趣味のパートナーが見つかり、2人でヨーロッパの城巡りなどを堪能した末にゴールイン。 同僚に送られて来た絵葉書には、お城の前でシンデレラのようなウェディングドレスを来て、パートナー氏と微笑むSさんが写っていたそうな。お相手は京都の老舗の若旦那で、今はSさんはお店を手伝いつつ、充実した日々を過ごしているという。

この話を聞いて、僕はいくつか見たことがある「AIとの恋愛」を扱った映画を思い出した。
AIと恋愛なんて、となんだか気持ち悪く思う人はいると思うし、僕も正直なところまったくイメージできないけれども(映画を見てもなお)、偏見だらけの人間の集団意識からシステム(AIではないけれど)によって実際に救われる人もいるということは、ひょっとすると色々な社会問題を考える上でのヒントになり得るんじゃないか、という気がする。

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http://www.videonews.com/marugeki-talk/893/